6月10日夕方

自分はずるいのにすごい悲しくなったり、落ち込んだりするのは自分に対して真摯な態度じゃないよなあと思うんだけど、何だかいろいろぐちゃぐちゃしてるので落ち込まないっていうコントロールはできなくて、だからたくさん仕事をしたりして誤魔化してるわけで、そんで、まあ全然関係無いんだけども半月分くらいの給料が本日入金されてた。あとバイト代も入ってたので、確認したら合計でだいたい15万円くらいで、笑えた。どんだけ働いてんだよ。
お知り合いのさなさんが息子さんと猫が写った写メールをくれた。先日、ボクの愛猫である虎ノ介が死んだことに対する慰めのメールで、彼女はとても生命力のある人なのでとても尊敬していてそんな人がメールをくれたことや、メール本文に「息子を産んで本当に良かったと思ってる」と書かれていたりで、それがとても嬉しかった。何でボクが嬉しいのかわかんないすけど、なんでか嬉しかった。まーまー、ええやんけー。
何で嬉しいのかということは置いておいて、ボクの心が嬉しいと思ったんだから、嬉しいに悪い奴はおらんよ、ということで深く考えずにメールを返信し、寝た。のが昨夜、というか今朝の9時過ぎで、授業があるので起きたのが昼の12時。のろのろと学校へ行く準備をしていたらハヤカワ姉さんがメールをよこした。「今日は授業行かないのでよろしくべいべー」ということで、ここで何かボクの中のアレがアレしたので「じゃあボクも行かないよ」って返信してベッドに潜り込んだ。
という訳でボクは本日授業と部活をさぼった。その時間を睡眠に充てた。3時間ばかり寝て目覚めた自分のなんとすっきりしたことか。や、顔はぼけーっとしてたよ。こんな顔で「誓うよ。君だけ。護り続けたい」と言ったら、「キショー」と言われるだろうけれど、肉体的にはすごいすっきりしてた。この後はバイト行って、卒論発表の準備をすればよいだけだ。キャー!ステキ!

6月9日深夜

日記を書くのが朝になることが多くて、だからといって昼夜逆転生活を送っているわけではなくて、朝寝て朝起きるみたいなことをしてたら段々慣れてきたのでしめしめと思う。
本日は真面目に授業に出て部活に行った。監督に“コロ”をやらされた。“コロ”とは、正式名称はおそらく無くて、どういうものかと言うと、一人がパートナーに向かい突進し軽くいなされて前方、または後方に受身を取り、また立ち上がって突進、いなされて受身、というのを繰り返すだけの稽古である。やってみればわかるが、ってたぶんやってみる人はいないだろうけど、これが相当きつい。つまり倒れて、立ち上がるの繰り返しなのでスクワットなんかよりもきついのである。だいたい3分もやればへばってしまう。特にきついのが後方に転がされた時で、前方ならば回転受身をしてそのままの勢いで立ち上がれるが、後方の場合後ろに押されて前に向かって立ち上がるので倍疲れる。意地の悪いパートナーの場合は立ち上がっては胸を押されて倒されを4,5回繰り返したりする。で、ボクのパートナーは意地の悪いイナダ君であったのでボクは2分を過ぎたあたりからもう息が上がっていた。だいたいは3分で終わるこのトレーニング、ボクは軽量級なので4分、長くて5分くらいかなと予想していたんだけど、6分を過ぎても終わる気配が無くて、同時にやっていた後輩たちに向かって監督は「ホリカワはあと10秒!」なんて叫んでいる。8分を過ぎて、「デミズはあと10秒!」という声がかかった。ついに道場を走り回っているのはボク一人だけになり、その時やっと監督が叫んだ。「ナカニシ!あと1分!」。途端に道場が笑いに包まれる。なんでやねん。みんな10秒やったやん。ふらふらになりながらイナダ君に突進し、転がされる。残り10秒になって「ナカニシ!あと10秒!いーーーーーーーーーーちぃーーーーーーーー。にぃぃぃーーーーーーーーー」と監督。小学生かよ。結局ボクは10分近くも“コロ”をやらされ、練習後にはイナダ君に腕立て伏せを300回やらされたりして、「いじめ」の意味を少し理解したよ。イナダ君は終始笑ってたよ。ドSだ。
帰ってバイトして、それから午前4時くらいまで酒飲んだりモリ君と近況を報告しあったりしてた。疲れた。今から卒論書くよ。

6月8日深夜

予定が無いとかほざいてたのに今日になってやっぱり「飯でも行くか」っつう話になり、大事なサッカーの試合があるのに非国民丸出しで夜はハヤカワ姉さんと食事にすることになった。
起きて学校行って授業受ける。オオイワさんが目の前に座ってたのに気付かないという、微妙な距離感を演出しつつ授業は終わる。それからボクは部活をしに道場へ、オオイワさんは帰るから家へ、おばあさんは川へ洗濯に行きました。途中まで一緒だったんだけど「来年から社会人てマジありえねー」つう話をしていて、「でもナカニシ君はすぐ仕事辞めそうだよね」と言われた。そんなイメージすかと思った。ちなみに就活で一番使った自己PRは「継続力」です!オオイワさんも優良企業に内定が出たらしく、やっぱりゼミのみんなはすごいよねと思った。やつらは強い。3つの意味で。
部活行って1時間くらいだけ頑張って、終わったのが姉さんとの待ち合わせにぎりぎりの時間だったので一刻も早く行かないとそれを口実に2年は飯をたかられると思ったのでさっさと帰ろうとしたんだけど、監督が突然「ナカニシ!シコれ!」と言い出した。「えっ、ここで…?」ともじもじしてたんだけど、どうやら監督が言いたかったのは四股をふめということらしくて、それならできるわと思ってたら「裸になれ!」と言われて「どっち!?」と思った。エロいよ。裸になる意味もあまりわからず四股をふんでたら待ち合わせ時間はあっさりオーバーして、結果として2年間飯をたかられることになった。30分の遅刻くらいでひどい。
心斎橋で焼鳥を食った。ビールは4杯。姉さんは毒ばかり吐いていて、しかも全ての言葉の語尾に「外資系の男を紹介しろ」と付けていたのでイケてるウーマンだなと思った。ボクは「あー、怖や怖や」と縮こまってた。
2人で心斎橋から長堀橋まで地下道を歩く。道が全てタイル貼りで白いタイル以外のとこを歩いたら死ぬよっていうルールを姉さんが勝手に作ってぴょこぴょこ飛び跳ねてたので、「はは、子供だな。いい歳して」と微笑ましい視線を送っておいた。
帰宅後、仕事。朝まで終わらず。いい加減に風邪の野郎はボクの体内から出ていくべき。文章を書いている時だけ心安らぐね。あと、ハヤカワさんとこのノリコが言ってたんだけど日本勝ったんだって。おめでとうございます。ありがとうございます。

6月7日深夜

部活に行って一年生のモリヤスと練習した。こいつは高校の時にインターハイに大阪代表で出ていて強いのは知ってたんだけど、あんなに強いとは思わなかった。勝てる気がしない。確かに体重差はあるけれど、それでもこっちはもう22歳。まさか高校卒業したての精子みたいな奴に負けるなんて少々ショックだった。負けること自体は就活による練習不足とかまだ言い訳できるんだけど、肘を折られかけたのには言い訳のしようがない。瞬間的に肘が引っ掛かってボクは「あー、折れたな」と思った。限界まで肘が捻られた状態のときに偶然するっと抜けたから助かったけれど、あそこまでがっちり極められたら言い訳できない。折れなかったのは運が良かっただけだった。今も肘痛い。
部活後は主将のタケカワ君と相撲部の主将オグラ君、それに後輩のフジワラと麻雀した。やっぱり大学生は麻雀だなと思う。あの雰囲気はとても好きだ。たまに財布を持ってこないヤクザな人とか負けたら暴れだす人もいるが、本日は恙無く勝たせていただき、後輩フジワラにお得なナカニシリースを開設してあげた。
明日は姉さんがやんやんしようと言ってたから必死でスケジュールを調整したのに、何故だか中止になったようなので予定が空いた。別に空いたわけではないんだけども、せっかくなんで映画でも観て、しこたま酒を飲もうと思う。かわいいあの娘とデートはできないけれど、肘の骨は真っ直ぐつながってるし、映画を観れるだけ幸運なんだろう。

6月6日深夜

たびのとちゅーぅ、ぼくら、とっきにはつっまずいてぇ〜、すすむみちがぁ〜、みえなくなるときもあるでしょ〜♪とかいつの間にか歌ってるから怖いわけで、自分だって歌わないように努力した。努力はしたんだけども無理で、アコースティックな音楽はあまり好んでは聴かないのにどうやっても口からこぼれるのは、腹の中が氷のように冷えきりいくらお酒を流し込んでも一向に溶けず、それどころか流し込んだお酒すら凍らせて口から流れでてくるからで、それが何故自分の好まない曲なのかと言えば、腸が煮えくり返るという表現があるがそれの正に反対だと言えばわかっていただけるだろうか。少し前まではいらいらして全てのことに対して「ムカツクー」と思っていたのだけど、最近はそれすら虚しくなってしまったよ。
そうそう、飼っている猫が一匹死んだ。学校の近くで拾ったときにはすでに病気で痩せ細っていた。それから何とかかんとか1年ちょいばかり一緒に暮らしたんだけども先日死んでしまった。いつもクシャミばかりしている猫で「キシュッ、キシュッ」と言いながらぶるぶる震えていた。電車に乗って連れて帰ったのがいけなかったのか、初めの頃はボクのことを怖がっていつも机の下に隠れてた。写真は一枚も残ってなかった。
昨年か一昨年か判然としないが、大学の知人、というほどでも無い女性から猫をもらってくれないかと持ちかけられたことがある。ボクは二つ返事でオッケーしたのだけど、いざ猫を届けるという段になって彼女は用事があるからと来なかった。代わりに彼女の友人が届けれくれた。その後もその彼女はボクに猫の様子を聞くこともなくすっかり忘れてしまったようだった。ボクはその人が大嫌いになった。ただの偽善、よりも酷い。捨て猫を自己満足の道具に使ったわけだ。猫はしばらくして逃げてしまい帰ってくることは無かった。死んだんだろうと思う。きっと猫はボクに飼われることなんて望んでなくて、自由に生きたいのだろう。餌はきっちり食べるくせに絶対に卑屈な態度をとらない猫がボクは好きで、だからエゴだけで悦に入るような飼い方はしたくないと思ってる。ボクが飼っている猫たちはボクのことを多少なりとも馬鹿にして生きてる。それでいいと思う。ボクは猫が好きだし、猫にたすけてもらうことがたくさんあるから、餌を提供し、時には一緒に寝る。それを猫たちには「こいつ、アホやなー。餌欲しいから機嫌とったってるだけやのに」と言われるんだけど、別にそれには腹は立たないし、逆にそう思っていて欲しいと思う。

6月5日深夜

風邪が治んなくていらいらしたから、風邪薬とか痛み止めとか何か変な粉とかオロナインとかを全部ごちゃまぜにして飲んだ。今になっていらいらしたらあかんなあと思う。
本日は昨日と同じような一日だった。たぶんトゥモローウィルビーライクトゥデイ。ということで今日のことは昨日の日記参照。