6月4日深夜

授業も部活もさぼってESを書いてたんだけども、いっともはかどらない。いっとも、というのは勿論「ちっとも」のタイプミスなんだけれど、いっとも、いいね。「いっともー」なんてあはは。すいません、出来心だったんです。つまり、全くESは仕上がらず、風邪は治らず、ゼミの発表は迫ってるし、仕事は溜まりに溜まり、何故だか股関節の筋が伸びてしまって痛いし、バイトに行かなきゃならんしでひいひい言ってた。外に出たら雷雨。雨は好きだけど雷は苦手だよ。
バイトは高校生だらけで居心地悪くて、「ナカニシさん、これどうすんすか?」「ナカニシさん、何したらいいすかね?」「ナカニシさん、帰っていい?」って、何で高校生と話さなきゃなんねえんだよ、ボクが。気が狂いそう。で、その中の一人、ナカイという高校生なんて「ナカニシさんの好きそうなのありますよ。ひっひっひ」なんて言って携帯を取り出し、ムービー機能を使って撮影した動画をボクに見せてくるんだけど、その動画がナカイとその彼女の性交中のそれで女性の艶かしい喘声が聞こえてきたりして。高校生が心理攻撃…。まさか…、高校生に人の心が理解できるの?…狂ってる。こんな奴らの中にいたら自我が崩壊するのは時間の問題。頭の中にhallelujarが流れ、ATフィールドを標準装備していないボクはそういう理由でいつも高校生たちを早く帰らせてしまい、ちっとも片付いていない厨房を見回して溜息をつき一人残業するのである。汚されちゃったよ…。辞めたい。
あと今日は掲示板をレンタルした。BBSね。本当はCGIからやってやんべと思ってたんだけども時間無くて、普通に無料のとこからレンタル。なんだか懐かしかった。なんでレンタルしたのかというと、大学の友人達はボクを除いて単位も取得してるし、内定もがっちりゲットしとるので暇、大学で会わねえから掲示板とか使って交流したりイベントを計画したりしねえ?っていう話が出たらしく、じゃあお願いってボクにスルーパスが来たので、まあ、そういうことです。みんなにBBSのURLをメールしたら、猿のようにきゃっきゃっ言って書き込んでた。ボクもカキコしよー。きゃっきゃっ!カキコ!カキコ!
カキコて。5年ぶりくらいに使った。

6月3日深夜

学校行ったらヨシ君やフジイちゃんに会ったのでやんやん喋った。今年はバーベキュー行くべっていう話で、昨年も行ったんだけどボクがドタン場でキャン!してしまった為に今回はボクの予定に合わせてくれるっちゅうことで、じゃあボクはそれに甘えていいのかと言えば答えは断じて否で、ボクはとことんドタン場でキャン!してやろうと思った。いや、全然否じゃないです。予定空けまくって絶対行くよ。
そんなことしてたら授業終わってたので部活に行って、がしがし練習してがしがし投げられた。自分の体がとてつもなく軽くてびっくりする。何故に自分はこんなにも型にはまった自由度の低いスポーツを10年も続けているのだろうか。音楽やってりゃよかった。音楽ならセオリーを無視し好き勝手がちゃがちゃしても「あー、それなんか斬新だね」の一言で済まされるのに、自分のやってるスポーツときたら歴史が長く、ほぼ競技として完成されているので、少しでも型から外れたことをやると「非合理的だ。異端だ」と怒られてしまう。しかしそれは尤もな話で、自分はこれまで様々な技にチャレンジしてきたがどれもこれも挫折してきた。ところがセオリーというか一般的というか相性が良いというか、最もポピュラーだと言われている技を使うとこれ不思議と勝ててしまうのである。ポピュラー過ぎて相手に予測されてしまう恐れはあるが、そもそも有効だからポピュラーになったのであって、そりゃあしっかり使いこなせるのならば合理的な技を使うべきなのである。そこに寂しさを感じないわけではなかったが、自分の残り少ない競技者生命を考えると下手に奇抜な技に挑戦するよりも、先人の残した一般的な技を極めることのほうが楽だったのである。って何の話だよ、これ。
部活後はバイト行って、ちゃっと終わらせてビール飲みに行った。隣の兄ちゃんが日本が先制したとか言ってたけども自分はあまり興味が無くて、ハマモト君に結果だけ聞いて「よかったな」と帰り道で言ってみただけ。今日は4杯くらい飲んだけどもまだまだ仕事はできるので今からやる。部活はサボる(力強く)!

6月2日深夜

携帯鳴るだろうなあと思って寝たら案の定着信で起こされた。で、学校行って野菜ジュースを飲んでから梅田へ向かう。今日はハヤカワ姉さんと映画を観ようっていう話だったんだけども、午後3時前くらいに「4時に梅田集合」という女王様メールが来て普通に不可能だったので、ごめんなさいって言って代わりにハマモト君を差し出すことで許してもらった。
梅田に着いたら焼肉食ってるから来いよって電話で言われてNAVIOで肉食って、それからHEPでパフェ食べた。よしよし、順調に太ってる。先日、イナダ君に「ちょっと腹が出てきたよ」と報告したら「よかったなー」と言われた。どんな会話だ。まあ、あと5kgは体重増やしたいなと思う。
ビールを2杯しか飲んでないのに頭がふらふらしたのは風邪の所為なのか。声が出ないのですごい病人みたいに見られるんだけど、熱があるわけじゃないし、頭痛がするわけでもなくて、単に喉と鼻が少しやられてるだけ。
電車で帰って、そのままバイトへ行く。厨房のドアを開けたら全然片付いてなくて、こりゃいかんわって店長のコウノさんに発注を先に済ませてもらいつつ、ずざって片付けたらコウノさんが誉めてくれたよ。さすがエースだねって。全然嬉しくない。閉店業務を片付けてすぐに帰宅。ちょっと今日は疲れてて仕事ができないっぽいので寝る。なんか内定先の企業で内定者研修とかいうのが1泊2日であるらしい。うあー、こういうの聞くと就活やる気なくす。明日はES書くよ。

6月1日深夜

6月だって。超うける。朝に寝て、朝に起きる。仕事も終わらんし風邪も治らんので勢いだけで裸になって、ほほほいと駆け回ったのだけど、ってこういうこと書くと皆は「はは、またこいつしょうもないこと書いてるよ。嘘ばっかり」って感じのことを思うだろうけど、マジやった。マジだ。何事にもマジだ。他のことにマジになれ!という訳で裸で駆けっこしたりしたけど、とてもとても虚しかったので普通に服を着て学校に行った。服を着てると落ち着くね。
授業はもう眠すぎてノートとかぐっちゃぐっちゃ。薄れゆく意識の中で見たものは前に座ってた女子のディオールディオールディオールディオールまみれ。何で大学生なのにそんなの買えんの?あなたはバタフライですか、夜の?とか思いながらうとうとして、気がつくと前の女子から「ナカニシ君!」と呼ばれてた。で、よく見るとゼミの人だったので、「あっ、どうも」つって、ごめんと思った。
今日の授業は毎回最後に小さな紙切れを配るんだけど、ボクは最初の授業に欠席したので何を書いていいのかわからず、やっぱり普通は感想とか書くんだろうなあと思ってた。が、まわりを見回すとすごい勢いで裏面突入しそうくらいカリカリ書いてて、あれ?と思った。実は全然違うこと書かなきゃならないのだろうか。じゃあ今まで感想書いて提出してたのは何だったんだ。やっべー。すごく不安になったので今日は昔河原で拾ったエロ本のタイトルを羅列しといた。裏面までいった。
その後、部活行ったんだけどすでに終わっていたので、イナダ君と腕立て伏せでもすっかということになった。イナダ君とトレーニングをするといつも大変になるので内心嫌だったわけで、案の定「じゃあとりあえず100回を1分で」とか言い出すし、それを必死でやったら次は「25回を4セットね。インターバルは10秒で」、「じゃあもう1セットやるか」とか言ってしまう怪物なので、ボクはひいひい言いながら300回を異様なスピードでこなす破目になってしまった。腕立て伏せでここまで追い込まれるのは初めてだったぜ。
お乳がぱんぱんの状態でバイトへ行ってぷらぷらしながらバイトした。楽しくなかった。バイト辞めたい。
帰宅。薬飲む。まだ寝ないぜ。今の自分にとって寝ていることは死んでいることと同義。生きるぜ。

5月31日深夜

ミナミダ先生には「まさかナカニシ君の黒髪姿が見られるとはなあ」なんて言われるし、16歳のイワタニさんには「最近お酒飲んで無いんで飲みに行きましょう。解脱させてください」なんて言われ、そういうのを全部シカトして今のボクがいる。最近、生きるのつまらんだの死にたいだの書いてるけども、実際に死ぬことを選んで無いボクはきっと今が好きなんだろうなと思う。思うだけで別に刹那主義者じゃないし、その場その場で今を生きるなんてことは言えないけれど、今日は割と生きてる実感がした。
部活に行くと高校生がたくさん来てて、その中に体重160kgの怪物がいたりもした。自分の約3倍。そんな奴に寝技でのっかられて酸欠になりながらも、その後の練習をこなし、高校生にはなんとか負けなかった。まだまだわしも現役じゃわいと思いながら、猛然とトレーニングをし、それから京都までダッシュした。河原町の地球屋でサオリさんとビールを飲んだりして終電で帰宅。それからまた仕事をし、知らぬ間に朝になってて、顔でも洗うかって鏡の前に立ったら、160kgにやられた所為か首が真っ赤になってて、足には高校生に足払いという名のローキックでつけられた無数のあざ、指の皮はズル剥けになってるし、膝は痛い。うきゃあ、生きてる。わいは生きてるんやって叫んで、風邪薬をがぶ飲みした。あと2日は生きれる。
帰りの電車でサラリーマンの集団がいて、その中の一番若い奴が「すごいキラーパス出しましたよ。課長に」と言っていた。これがサラリーマンギャグか。もしサラリーマンになるかフリーターになるかどっちか選べと言われたら、ボクは死を選ぶ。

キムチ

日本に住んでいる人なら誰もが大好きな明石家さんま師匠の代表的番組といえば「明石家電視台」というのは、全国民にとって相違無いことだと思います。で、もちろんボクも毎週欠かさず見ているわけです。この番組は前半にゲストを呼んでトークをするコーナーがあって、ゲストに質問をするのは会場に集まった観覧者の皆さんで、今回は何故か就職活動中、つまりボクらと同じ境遇の方が呑気にもいらっしゃったのです。この阿呆はボクらが必死こいてESを書いている時に観覧希望のハガキを書いとったわけです。野郎、殺す。
彼は面接中に面接官から「勤務地にこだわりはありますか?」と質問されたのを聞き間違え「キムチにこだわりはありますか?」と勘違い。そして、「はっ?キムチですか?」と返答して苦笑されたそうです。正真正銘の馬鹿だ。この場合は「はい、株式会社高麗貿易日本から取り寄せたキムチしか食しません」と答えるべきだっただろう。っていうか、見ず知らずの人に馬鹿とか言ってるボクは何だ。誰だ。ごめん。