もうそこそこ大人になってようやく「戦争はあかん」って言えるようになって、だからといって具体的に何か行動を起こしたとかではなくて、募金箱にお釣りの5円玉なんかをちゃりんと入れる程度なんですけれど、戦争を忘れないことってのも大事だったりして(実際に体験したわけではないけれど)、そういうことを再確認させてくれるお話し。「ヒロシマ」をテーマにしたマンガといえばよく「はだしのゲン」を引き合いに出されますが、これはそれとは違った怖さがあり、涙がポロリと出るわけでなし、読後に本を閉じて数秒ぼーっと見つめてしまうような、爽やかな怖さがあります。人に薦めたい。