4月30日夜

国会議事堂が見える。二階建バスには何度か乗ったことがあるし、二階建バスの二階席にも座ったことがある。けれど二階建バスの二階席の一番前というのは初めての経験。一番前なのに運転席が無いというのは不思議な感覚で、今まで運転もせずに景色を180゜見ることができるのは助手席の人の特権だと思っていたのだけれど、今日はボク、隣の若い女性、そのまた隣のおばさんの3人が特権階級なのだよ。あはは。しかも二階席なので目線がべらぼうに高い。肩車をしてもらう幼い子供の子供であるが故の特権、自分プラス父親という大人よりも高く見渡せる景色、を手に入れたようで気分が良い。
ただ一つ不満なのは揺れること。カーブなどに差し掛かると横転してしまうのではないかとさえ感じる。交通機関の事故が多く取り上げられる最近の時世の所為もあるのかもしれない。
ともかくボクは大阪に帰る。面接は隣の女(渋谷在住)の所為で大失敗だったけども、だからといって世界が終わるわけではないし、ご飯はうまいしで、だからボクは屁をこくわけであるよ。しるか。
あと大阪に帰ったら考え直してみようと思うことがあって、自分は普段から家にいることがあんまり無いので家にいる時くらいは一人でいたいと思い、実際家にはボク以外の人間は滅多にいないので「はあ、一人は落ち着くしよろしいわあ」と日々呟いていたんだけど、これが少し変わってきた。具体的には横に誰かおってもええやん、と思えるようになってきた。そうは言っても今だって一人が好きだし、一人でいることに不満も不安も無いよ。けれども、例えばテレビでバラエティ番組なんかを見て、「あはは、こいつアホやのう」「あはは、そやねえ」とかそういう会話があっても楽しいのかもしれないと思うようになったのだ。なったのだって言われてもしらねえよ、とお思いでしょうけども少し心境の変化があったので記録しとく。もしそういうトークトークがしたいという御仁がいたら連絡ください。一緒に住みましょう。家賃は5億円です。まいどあり。