2月24日深夜

まだボクが姉と普通に会話ができていた頃*1、姉の買ってくる読み物を片っ端から読んでいたのです。姉は勿論姉ですから女性なのであって、買ってくるものは大抵が少女マンガ雑誌であり、小4くらいになったならば小説、あれ何て言うんですかね少女向けマンガが「少女マンガ」って言うんだから「少女小説」でいいんですかね、少女からの視点で書かれた甘酸っぱい恋愛がこれでもかとふんだんに盛り込まれた文庫サイズの小説(決してボーイズラブではありません)にシフトしていたのでそれをちょこちょこと拝借しておりました。それによって幼少の砌に植え付けられた恋愛観というのはただ一点、「女性に対して『女のくせに』と言わない男性はかっこよい」というものでした。
で、それを鵜呑みにしたボクはそれだけは絶対に言うまい、そうすればきっとモテると思い込んでいて、いくら女性から理不尽なことを言われようと(「男なんだからこれ持ってよ」等)耐え続けました。しかし、いくら必死でビールケースを運ぼうとも一向にモテる気配は無く、それどころか女性からの虐げは次第に激しくなってきて、終いには「オラ、早く運べ。このクズ」とまで言われてしまうレベルになってきてしまいました。それでもボクはじっと耐え「はい、自分というクズはこれを早く運びます」とへらへらと薄ら笑いを浮かべておりましたよ。が、しかし、今日という今日はもう堪忍袋の尾が切れた。もう無理。耐えられない。言わせてもらいますよ。夜中なので小さい声で絶叫しますよ。
女のくせに…、女のくせに…、立ちションしないでー。そんなの目撃してもどうしたらいいのかわかりません。

*1:現在は年に1,2回しか話しません!