12時間かけて函館から大阪まで帰ってきて、一息ついたインマイルーム。テレビをつけたならば「MUSIC EDGE」という番組がやっていたのでボーッと見てた。番組ではある企画をやっていていつも通りというか、まあU.K.さんが熱かった。その企画というのは、結婚式を挙げる一般視聴者の男性が妻に内緒でプレゼントを送りたい、そのプレゼントとは「Skoop On Somebodyによる『sha la la』の生歌」でそれを番組が全面的に協力するというものだった。お約束のお涙頂戴企画ではあるのだけど、そのドッキリプレゼントが大成功し新婦が感涙という場面が映しだされた瞬間にボクも号泣。っていう。普通に感動した。普段なら無味乾燥もいいところの砂漠の様なボクの心にも雨が降った。例え下手過ぎ。とにかくボクは泣いた。それは新郎が新婦と一緒になり未来、病める時も健やかなる時もお互いが手を取り合い支え合って生きていこうと決意し、その気持ちを新婦に一点の曇りも無く伝え、さらにその気持ちに新婦も応えようとしている、という鮮明なヴィジョンが見て取れたからであったりする。結婚というものの経験はまだ無いし、今現在の年齢でしようとも思わないし、言ってしまえば一生したいとも思えず、けれど同年齢のあいつやあの子は既に結婚していたりして、結婚というものが身近になってきているのもまた事実であり、その辺の要因もあってボクは泣いてしまったのかもしれない。ボクの数少ない女性経験からの憶測であるのだけども、女性というものは男性よりも結婚願望が強い、というか結婚に対する憧れが強く、数回「将来は結婚しようね」というようなことを言われた記憶がある。ボクはその度に「はは」なんつって心の中で「そのうち自分から去っていくくせに」とか思ってた(実際去っていかれた、全部)。何でそんなに軽々しく結婚なんて言えるんだろう。結婚っていうものは人生の一大イベントで相当な覚悟と確信、あとは…妥協と、愛っちゅうんですか?とかそういうものが必要なはずなのに。っていうかなんでこんなに結婚について考えてんだ。意味わからん。寝よう。結論としてはボクはもうちょっとヘラヘラしてたい。